湯ヶ島

伊豆市 湯ヶ島 浄蓮の滝 新緑の春の天城越え

伊豆半島中伊豆の伊豆市湯ヶ島の新緑の浄蓮の滝

© SawaSawa Photography

浄蓮の滝です。あの石川さゆりさんが歌っている「天城越え」に出てくる ♪ 浄蓮の~たき~ ♪ です。

5月初旬の頃、新緑が芽生えたばかり。新緑の空気と匂いがすがすがしいです。

雨が降ったあと、水量が多い日に行きました。浄蓮の滝はゴーゴーと大迫力です。

そこらじゅうに新緑のコケも生え、近寄ってよく見ると結構大きく、葉がたくさんあります。模型の森のようです。

触ってみるとフワフワです。画面右手前の石もコケでいっぱいですよね。


撮影テクニック


超広角レンズを使って臨場感を出し、滝を奥に配置して奥行きを表現しています。

そして、PLフィルターを使って水の表面の白い反射を取り除き、清流の透明感を出しています。

また、緑が鮮やかな富士のフィルムを使ってコケも鮮やかに表現しています。

さらにシャッタースピードを1秒にして水の流れをブラし、荘厳な雰囲気をかもしだしています。

水の流れをブラす為には、三脚が必要になります。

※露出の決定について詳しくは、「Photographer SawaSawaの写真教室」(現在作成中)で詳しく説明します。
※「Photographer SawaSawaの写真教室」のコーナーは現在作成中です。
しばらくお待ちください。


撮影データ


カメラ:PENTAX 67(6×7版フィルムカメラ)

レンズ:PENTAX SMCP 67 45mm F4 W/C

撮影モード:マニュアル

測光モード:平均測光

絞り:f 16 前後

シャッタースピード:1秒

ISO感度:50

フィルム:RVP 50  120

フィルター:Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)

撮影日:5月初旬

スキャナ:EPSON  GT-X970

画像処理ソフト:Adobe Photoshop Lightroom 6(RAW現像ソフト)


画像処理のコツ


フィルムをスキャナEPSON GT-X970を使用して読み込み、ファイル形式TIFF(非常に画質が高いファイル形式)に設定して出力し、TIFFの画像をAdobe Photoshop Lightroom 6を使用して色味を調整しました。


撮影スポット


静岡県伊豆市湯ケ島

●  浄蓮の滝へ行くには、浄蓮の滝観光センターの駐車場からそれなりに長い階段を下って行きます。帰りは少しだけ大変ですよ。

●  このページの写真の角度は、川辺が立ち入り禁止になってしまった為、もう撮影することはできません。現在はもっと滝に近いところから撮影ができるようになっています。滝に近い為、広めの広角レンズがあるといいでしょう。

●  川の中は大変に危険です。川の中には絶対に入らないでください。足を取られて流されます。

私は昔、こことは違う場所で川に入って撮影し、足を滑らして約30万円のカメラとレンズを川の中に落としてしまったことがあります。あの日は真夏の炎天下でフィルムカメラでしたので、電池をすぐに抜いて炎天下でカメラを乾かし、帰宅してからもずっと何日も乾かしました。その後電池を入れたらなんと使えるようになりました。でもそのカメラは寿命が短かかったです。こういった時の対処法は、まずはすぐに電池を抜いてショートするのを防ぎ、とことん乾かすと使えるようになることがあります。海水の場合は基盤が完全に腐食してしまう為、確実に壊れてしまうでしょう。 あ、そうそう、私、家で海水パンツを履いてポケットにiPhoneを入れて海水浴へ行き、iPhoneと一緒に下田の海で泳いでしまったこともありました~。ひぇ~~~!

●  浄蓮の滝観光センターはこちら。(お手洗いはこちらにあります)

●  伊豆市観光協会天城支部・天城湯ケ島温泉旅館組合はこちら。

●  伊豆地域の道路混雑予想データはこちら。
(注意:まず、時間帯や曜日などをセットしてから、混雑予想を表示させてください)


伊豆半島ジオパーク・ジオスポット情報   ー Izu Peninsula Geopark ー


天城峠を越えられる現代の道は国道414号線。この国道沿いに流れている川が本谷川(ほんたにがわ)です。この本谷川にかかる滝が、浄蓮の滝です。

今から1万7千年前、今の浄蓮の滝の地点の約1㎞南東側で大噴火が起きました。
その時、粘り気の少ない溶岩のしぶき(スコリア)がたくさん噴出して火口の周りに降り積もり、スコリア丘と呼ばれる山が誕生しました。これが今の鉢窪山(はちくぼやま)です。
鉢窪山は標高674m。伊豆高原の大室山と同じ種類のスコリア丘で、底の直径は約800m、高さは約300mで、大室山に少し似た形をしています。

この大噴火の時、鉢窪山のふもとから溶岩流が流れ出し、北へ向かって谷間を流れ下りました。
この溶岩流によって浄蓮の滝はつくられました。
浄蓮の滝の周囲にはこの時の溶岩流によってできたなだらかな台地があり、今日ではその台地の上には浄蓮の滝観光センターや駐車場、そして伊豆市茅野(かやの)の集落かあります。

浄蓮の滝をつくっている岩盤には見事な柱状節理を見ることができます。
柱状節理とは、溶岩が冷えて固まる際に、体積が縮むことによって角柱状に割れ目ができて、きれいな6角形の柱になる現象で、時には5角形や7角形の柱になることもあります。
柱状節理の岩はたくさん並びます。
浄蓮の滝の岩盤には、この柱状節理が連続してたくさん見られます。

浄蓮の滝を下った水は、本谷川を下り、2㎞ほど下流にある湯ヶ島温泉で猫越川と合流し、伊豆最大の長さと水量を誇る狩野川へと成長していきます。

  参考文献:小山真人 (2010).『伊豆の大地の物語』.静岡新聞社.

 

●  「伊豆半島ジオパーク」の「鉢窪山ジオサイト」のページはこちら。

●  伊豆半島ジオパークはこちら。

●  伊豆半島ジオガイド協会はこちら。

●  小山真人研究室はこちら。

●  Related Link : Izu Peninsula Geopark

●  Related Link : Masato Koyama's Home Page - Shizuoka University


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