伊東 伊豆高原

伊東 伊豆高原 池 矢筈山と彼岸花

Photo 伊豆高原 池 彼岸花

Photo 伊豆高原 池 彼岸花

Photo 伊豆高原 池 彼岸花

Photo 伊豆高原 池 夕景

Photo 伊豆高原の栗

© SawaSawa Photography

9月は彼岸花の季節~!

池は一面彼岸花でいっぱいになります。

ワンちゃんもいました。ごきげんでした。

おばちゃんはあいさつしてくれましたよ。

彼岸花が咲いているところの奥には栗の木があり、栗がいっぱい落ちていました。触ってみたら鋭くとがっていて、チクッとすごく痛かったです。

栗はゆでて食べました。山の香りがいっぱいで、おいしかったですヨ~

池の一番奥には矢筈山(やはずやま)があります。げんこつ山と呼ばれています。一番上の写真、真ん中の雲のかかった一番標高が高い山が矢筈山です。

この角度から見るとあまりげんこつのようには見えませんが、大室山方面や遠くから見ると、げんこつあめのように見えます。

矢筈山は伊豆半島ジオパークのジオスポットとしても有名です。池の奥へ行くと矢筈山にたどり着きます。矢筈山へ登るジオツアーが開催されることもあります。


撮影テクニック


●  空の青い写真3枚は、PLフィルターを使って空を青くし、さらにRAW現像ソフトで色を鮮やかにしています。

●  わんちゃんの写真は、超広角ズームレンズの最も広角側で撮影して、遠近感を強調して画面に奥行きを与えると共に、超広角レンズの特徴を生かして不思議な雰囲気を創り出しています。

私は超広角ズームレンズの前にレンズプロテクターW(レンズにキズを付けないようにする為のレンズ保護フィルターのワイドレンズ版)を付けておりますが、ズームレンズの最も広角(12mm)で撮影した時に、私の超広角レンズの場合はギリギリでこのレンズプロテクターWは画面の四隅には写りませんが、レンズプロテクターWの前にさらにもう一つPLフィルターWを装着すると、これだけの超広角レンズではPLフィルターWが画面の四隅に黒く写ってしまいます。(これを写真用語ではケラレると言います)
しかしこの時はわんちゃんが来たので急いでおり、プロテクターを外してPLフィルターに付け替える時間がなかったので、レンズプロテクターWの前にさらにもう一つPLフィルターWを装着した状態で撮影しています。
そして後からRAW現像ソフトで画面を少しトリミングして、四隅に写った黒いケラレ部分を取り除いています。

ちなみに、私は自分の写真は滅多にトリミングはしません。画質が悪くなりますしね。しかし今回の場合はこうするしかありませんでした。プロテクターを付けないのがベストですけどね。でもぼくは付けたいんです。

●  夕景の写真は、肉眼で見た感じはもっと白い色なのですが、夕方の雰囲気を出す為に、ホワイトバランスをマニュアルで10000Kにして、赤っぽくしています。

●  栗のアップの写真は、Canon PowerShot SX1 IS(通称ネオ一眼と言われているコンパクトデジタルカメラ)で撮りました。

ここまで被写体をアップで撮るには、一眼レフの場合はマクロレンズを買わなければなりません。
でも、PowerShot SX1 ISのようなスーパーマクロ撮影が可能なネオ一眼を使えば、このようにどアップで撮影することができるのです。ネオ一眼はマクロレンズよりはるかに安いですから。
私はこの手のカメラはNikonやCanonやPENTAXのものを使用していますが、これらはどれも発色は素晴らしくキレイで、なかなかの画質です。レンズ交換式の一眼レフカメラには遠くおよびませんが。
軽くて小さいですし、私は非常に重宝しています。

今回撮影に使用したCanon PowerShot SX1 ISの場合は古いデジカメなので、1000万画素しかないですし、色は最新機種と比較するとかなり鮮やかさが劣りますが、こんな感じです。

あとはホワイトバランス(色温度)をストロボに設定し、画像を少し赤っぽくしています。
ホワイトバランスのフラッシュは、少しだけ赤くなりますので。

※露出の決定について詳しくは、「Photographer SawaSawaの写真教室」(現在作成中)で詳しく説明します。
※「Photographer SawaSawaの写真教室」のコーナーは現在作成中です。
しばらくお待ちください。

 


撮影データ

 

=  池の風景写真  =

撮影日:9月29日

カメラ:Nikon D7000

レンズ:AF-S DX Zoom Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED

撮影モード:M/マニュアル

絞り:f 11、わんちゃんの写真はf4

シャッタースピード:絞りを先に決めてから、マニュアルモードでマルチパターン測光方式で測り、±0の値で決めています。

ISO:100

ホワイトバランス:昼間の写真は5000K(K/色温度設定)、夕景の写真は10000K(K/色温度設定)

フィルター:Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W)/フィルター径:77mm(夕景の写真はフィルターなし)

画像処理ソフト:Adobe Photoshop Lightroom 6(RAW現像ソフト)

 

=  栗の写真  =

カメラ:Canon PowerShot SX1 IS

レンズ:カメラ:Canon PowerShot SX1 ISの20倍ズーム

撮影モード:M/マニュアル

絞り:f3.5

シャッタースピード:1/160秒

ISO:100

ホワイトバランス設定:ストロボ

フィルター:なし

画像処理ソフト:Adobe Photoshop Lightroom 6(RAW現像ソフト)


画像処理のコツ(RAW現像ソフト処理データ)  ー Adobe Photoshop Lightroom 6 ー

 

=  池の昼の風景写真  =

彩度を上げました。


=  池の夕景  =

自然な彩度を上げ、シャドウを上げました。

「自然な彩度」という補正ツールは、私の知る限りAdobe Photoshop Lightroomしかない特別なツールで、他の現像ソフトではできない独特な彩度調整を実現してくれます。また、Adobe Photoshop Lightroomでは普通の彩度調整をすることも可能です。


=  栗のマクロ撮影  =

コントラストを上げ、色温度を少し赤くしました。


撮影スポット


〒413-0234 静岡県伊東市池238−1

●  駐車場の前で撮影しています。

●  池へは伊東駅から伊豆東海バスで行くことができます。バス停は登山口が近いです。

●  バス停登山口の情報は、「goo地図」のバス停登山口案内ページへどうぞ。

●  バス停登山口の情報は、「乗換案内のジョルダン」の伊豆東海バス登山口バス停案内ページへどうぞ。

●  伊豆東海バスの情報は、「乗換案内のジョルダン」の伊豆東海バス案内コーナーへどうぞ。

●  東海バスのホームページはこちら。


情報


●  駐車場に立派なお手洗いがあります。でも蚊がいました。

●  他近場のお手洗いは、大室山のふもとの桜の里(無料です)になります。

●  伊東観光協会はこちら。 / English: Ito City English tour guide by itospa.com.

●  「伊東市のWebサイト」の「観光スポット」のページはこちら。

●  伊豆地域の道路混雑予想データはこちら。
(注意:まず、時間帯や曜日などをセットしてから、混雑予想を表示させてください)


伊豆半島ジオパーク・ジオスポット情報  ー Izu Peninsula Geopark ー


矢筈山は標高816m、その右側奥にあるげんこつ山の子供みたいな山は孔ノ山(あなの山)標高660mになります。

これらは粘り気の強い溶岩が火山から盛り上がったことによりできた溶岩ドームです。
伊豆東部火山群の中では溶岩ドームは珍しい存在です。
これらは3200年前以降に噴火したもので、まだ新しい山なのです。
海外で代表的な溶岩ドームとしては、ミネラルウォーターボルヴィックのラベルになっている写真の、フランスのピュイ・ド・ドームがあります。

池は、4千年前の大噴火によって大室山が誕生した時に、流れ出た溶岩によって谷がせき止められたことにより、一碧湖2つ分くらいの面積の湖が誕生した場所です。
やがて土砂によって徐々に湖は小さくなり、明治初年の頃には3分の1くらいの大きさにまで縮小しました。
そして明治2年、排水トンネルが掘られて干拓され、今の池盆地になりました。
池という地名は、元々湖だったことから由来しています。

  参考文献:小山真人 (2010).『伊豆の大地の物語』.静岡新聞社.


矢筈山は伊豆で最も新しい山になります。

ボルヴィックのラベルの写真は伊東にそっくりですよ!


●  「火山学者 小山真人」の「伊豆の大地の物語(94)」に矢筈山の説明ページがあります。

●  「小山真人研究室」の「火山がつくった伊東の大地と自然」のページにも矢筈山が出ています。

●  「伊東のんびり散歩」の「ジオ散歩・・・池の田んぼを歩く」のページはこちら。

●  「登山情報サイト Yamakei Online」の矢筈山のページはこちら。

●  小山真人研究室はこちら。

●  伊豆半島ジオパークはこちら。

●  伊豆半島ジオガイド協会はこちら。

●  Related Link : Izu Peninsula Geopark

●  Related Link : Masato Koyama's Home Page - Shizuoka University


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コメント ● Comments & Trackbacks

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